Universal(全員参加・理解)
カリキュラム・時間割
豊かなこころと高い学力を育てる独自のカリキュラム
初等部では自分で考える力と表現する力を育成するカリキュラムを構成しています。
毎朝15分の礼拝「こころの時間」では豊かな心を育み、1年生から毎日行われる「英語」では少人数制のクラス編成でネイティブスピーカーとコミュニケーション力を培います。
独自のアプローチで考えるよろこび・表現するよろこびを引き出し、高い知性を育みます
総授業時数 | 外国語活動 | |||
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学習指導要領 | 本校 | 学習指導要領 | 本校 | |
1年 | 850 | 882 | 0 | 90 |
2年 | 910 | 945 | 0 | 90 |
3年 | 980 | 1080 | 35 | 144 |
4年 | 1015 | 1116 | 35 | 144 |
5年 | 1015 | 1116 | 70 | 144 |
6年 | 1015 | 1116 | 70 | 144 |
合計 | 5785 | 6255 | 210 | 756 |
時間割 月~金 (一例:6時間目までの日)
8:25 | 始業 |
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08:25~08:35 | 朝の会 |
08:40~08:55 | 「こころの時間」(礼拝) |
09:00~09:45 | 1限 |
09:55~10:40 | 2限 |
10:40~10:55 | フリータイム |
11:00~11:45 | 3限 |
11:55~12:40 | 4限 |
12:40~13:05 | ランチタイム |
13:05~13:20 | フリータイム・クリーンタイム |
13:25~14:10 | 5限 |
14:20~15:05 | 6限 |
15:05~15:15 | 帰りの会・終礼 |
15:15 | 終業 |
16:00 | 最終下校 |
授業のある土曜日
8:25 | 始業 |
---|---|
8:25~08:35 | 朝の会 |
08:35~08:40 | 賛美礼拝(クラス礼拝) |
08:45~09:30 | 1限 |
09:40~10:25 | 2限 |
10:35~11:20 | 3限 |
11:20~11:35 | 帰りの会・終礼 |
11:35 | 終業 |
ICT教育
初等部のICT機器とそれらを用いた教育についてお知らせします。
初等部では、各教室及び特別教室に以下のような設備を揃えています。
・教員用PC ・書画カメラ ・プロジェクター ・電子情報ボード
・デジタル教科書 ・Wi-Fi環境 ・Apple TV ・校内テレビ放送システム
校内のどの教室においても、ICT機器を用いた視覚的な授業を行うことができます。
また、ITルームには児童用PCを32台、全校共用のiPadも揃えられており、日々の教育活動に活用しています。
2020年度からは、児童全員が1台ずつiPadを所有し、「ロイロノート・スクール」などのアプリを用いて、情報を共有したり意見を交換したりする活動が行えるようになりました。
これらの機器を使うことにより、子どもたちの学習に関する興味関心が持続するとともに、自分の思いをすぐに反映させたり、他人の意見に対して自分の考えを述べるといった、双方向型のやり取りを授業で行うことが可能になっています。
TT(ティーム・ティーチング)
本校では、英語の時間、算数を中心に独自のTTを行っています。
本校では現在、補助の先生が担任の先生と一緒に子どもの学習をサポートするティーム・ティーチング(TT)を行っています。1年生から6年生まで算数を中心に様々な教科で子どもたちの学習をできるだけサポートしています。
そのようなTTは多くの学校でも行われていますが、本校では、そのようなTTに加えて英語の時間でのTTに特徴があります。英語の時間では、2人のネイティブを含む担当教員がクラスを半分に分け、少人数での学習を常時行っています。一人一人の英語力を見極め、学んだことがしっかりと定着するような指導の時間をとっています。
補習
始業前に算数中心の補習を行っています。
全員参加・全員理解なくして魅力的な授業は成り立ちません。本校では、すべての子どもたちの学力を保障するために、毎日の授業を魅力的なものにするようにしています。
さらに、全ての教員が同じ評価の基準をもち、子どもたちがどのクラスになっても同じような評価ができるように努めています。それは、確かな学力を身に付けるようにし、公平な評価をすることによって、保護者の方々によりわかりやすくお子様の学習状況をお伝えするためです。
我々には子どもたちにしっかりと学力を身に付けさせる責任がありますので、仮に学習内容が定着していない子どもがいた場合は、算数を中心に始業前の時間帯で補習を行っています。
授業研究
初等部の教員は授業を通して子どもを育てるため、対話的で深い学びを目指します。
子どもたちが予測不可能な未来をたくましく生き抜く力を身に着けるためにも、授業のありようは常に更新されていく必要があります。私たち初等部は、変わるべきことと変わってはいけないことを捉えながら、日々学び続けています。
初等部では、全員が「わかる」「できる」授業を展開します。子どもたち全員が認められるという安心感のなか、積極的に発言する中で、他者とかかわるからこそ生まれる深い学びがあります。他者の良さに気付き、互いに敬意をいだき、多様な知が練りあがるとき、子どもは知識を得るだけでなく人として成長すると考えています。複数の視点から考えようとする子ども、対立項のほかにも新しい意見を生み出そうとする子ども、他者とともに学ぶとよりよい結果が生まれると信じられる子どもが育ちます。つまり、授業で子どもの人間性を育てていると思っています。
そのような授業を展開するためにも、私たちは日々授業研究を進めています。全教員で授業を参観して協議会を開いたり、模擬授業を実施して意見を交流したり。最新事情についてゲストをおむかえすることもあります。
授業の主役は子どもです。目の前の「子どもの姿」で授業を語るのが初等部のスタイルです。
・子どもにとってやりたい活動になっていたか
・子どもたちは関わり合いながら学びを深めていったか
・全員参加、全員理解の授業になっていたのか などです。
教員同士の気づきを共有することで、授業で何を大事にしていくのか考える時間となりました。授業研究にゴールはありません。子どもたちのために日々研鑽を積んでいきます。
学校公開会
初等部の教育を世に問うために、毎年学校公開を実施しています。
初等部では一年に一度、学校公開会を実施しています。初等部で育った子どもたちの姿を見ていただき、わたしたちの目指すこところを広く知っていただくための会です。
学校公開会では、合計20本にわたる授業を見ていただきます。特別なものではなく、日々の延長上にある姿がそこにはあります。初等部の子どもたちは、他者とのかかわりの中から深い学びを獲得します。ときに、むきになって意見をたたかわせる様子、思いもしない他者の気づきに心から驚く様子、私たちが発見したと胸をはる様子、そうした息づかいをみていただければ幸いです。
多くの皆様に知っていただけること、そして共に考えていただけることが、私たちの子どもに還っていきます。参観いただく皆様のご意見が、今後の私たちにとっての財産です。
学校公開会は毎年2月に行っています。全国の教育関係者が数百名お越しになります。
こころの時間(礼拝)から始まり、研修委員長による基調提案、児童による合唱披露、公開授業、授業協議会、座談会、講演会等を行っています。
公開授業ではどの教室にも多くの参加者が来場され、熱のこもった授業を見ていただいています。昼食をはさんで、公開授業の授業協議会でも熱心な議論が進められます。
その後は、チャペルで座談会やゲストをお招きしての講演会を行っています。
カウンセリング
初等部の専門スタッフが、子どもたちや保護者の方々の相談に丁寧に対応します。
初等部では週に5日、スクールカウンセラーが常駐し、子どもたちの相談や保護者の方々の教育上の相談をお受けしています。また宗教主事、養護教諭がそれぞれの立場から相談に応じることのできる体制をとっています。
子どもたちは、毎日の生活の中で様々な悩みや心配事をかかえながら生活しています。その多くは家族や友だち、そして教師との関わりの中で解決していきますが、誰にも相談できないような悩みや心配事をかかえることもあります。初等部ではスクールカウンセラーが、子どもたちに寄り添いながら、言葉だけに頼らず、遊びを通しても子どもとコミュニケーションを深めながら子どもたちの抱えるさまざまな問題に向き合い、解決に努めています。また保護者の方々のお子様に関わるご相談もお受けし、より良い方法で問題を解決できるようにサポートをしていきます。