創立の精神
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126年の関西学院の歴史と伝統が子どもたちの夢を大きく育みます。
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最後列右から4人目がW.R.ランバス
創立者ランバスの精神
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Walter Russell Lambuth(1854~1921)
関西学院は、伝道者の育成とキリスト教主義に基づく青少年教育をめざし、1889(明治22)年にアメリカ・南メソヂスト監督教会の宣教師、ウォルター・ラッセル・ランバスによって設立されました。ランバスは、医療宣教師として中国で活動した後、来日。日本をはじめ世界4大陸で伝道、教育、医療活動にあたりました。その足跡は遠くアフリカ・コンゴにまで及び、「世界市民にしてキリストの使徒」というランバス家の記念碑銘どおり、グローバル・サーバント(世界への奉仕者)としての生涯を送りました。ランバスの精神は今日、広い教養と高い人間性・専門性を持ち、創造力、課題発見・解決能力、実行力を生かして、世界で貢献できる人物を育成する関西学院の教育理念の根幹になっています。
ベーツ院長と“Mastery for Service”
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Cornelius John Lighthall Bates(1877~1963)
関西学院に赴任したカナダ人宣教師のC.J.Lベーツは1912年(大正1)年、“Mastery for Service”を提唱。第4代院長就任とともに、この言葉は学院全体のスクール・モットーとなりました。そこには、異なる文化や考えの人々に敬意を払いながら、世界市民として平和と幸福をつくりだす人間としての真の実力を身につけようという思いが込められています。「知識を求めるのは、単に知識のために求めるのではなく、まして名誉のためではなくて、人類に対してより良き務めをなすことができるものとして、自らに備えんがため、これをなすような者でなければならない」と語ったベーツの思いは、関西学院のスピリッツとして脈々と受け継がれています。
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