K.G.

2026.09.04

教諭 大谷浩介

帰るべき母校、向き合うべき自分

Q.母校の教師として戻られた時、どのようなお気持ちでしたか?

かつて「甘え」が許された立場から、社会人として恩師と同じ教壇に立つことになり、どこか照れくさくも身が引き締まる思いでした。教師になって痛感したのは、かつての先生方の「凄み」です。自分自身、たった1つの授業の出来不出来や子どもの様子に日々一喜一憂し、感情が揺れ動く現実を知りました。子ども時代には見えなかった先生方の葛藤やその裏にある情熱に触れ、改めて恩師の存在の大きさを実感しています。

Q.大谷先生が考える「関学らしさ」とは何でしょうか?

初中高大と通ったものとして、この学校に流れる品のようなものが好きです。他者に敬意を持ち、共に歩もうとする文化もその一つです。特に初等部では得意・不得意で切り分けるのではなく、「全員で一緒に行く」という空気感が色濃くありました。行事などを進める際も、ただ得意な人が引っ張るのではなく、「苦手な子にどう寄り添うか」「チームとしてどんな声かけをするか」を、学年や仲間とともに愚直に議論し合います。一人ひとりを置き去りにせず、集団全体で支え合って歩んでいく姿勢こそが関学らしさだと感じています。

Q.もしも教室で1人座っている「あの頃の自分」に声をかけるとしたら、何と言いますか?

小学生の頃の自分には、「選んだ道は間違いじゃないよ」と声をかけてあげたいです。人生の中で選択に迷う瞬間は何度もありますが、飛び込んだ先でどう努力し、自分なりの正解にしていくかが大切です。だからこそ「目の前のことに全力で挑んでいけば大丈夫だぞ」と背中を押してあげたいですね。

Q.大谷先生にとって、関学初等部とはどのような場所ですか?

単なる職場という以上に、「自分ごととして本気で向き合わねばならない場所」です。決して目を背けず、正面から熱量をもって向き合い続けるべき場所であり、自分自身の覚悟と使命感の原点になっています。