桜 

[  2022年4月8日   更新  ]


      “Mastery for Service”
        “幼子はたくましく育ち、
         知恵に満ち、
         神の恵みに包まれていた”

         

 いよいよ2022年度の新学期がスタートしました。4月7日(木)に2022年度入学式が挙行され、90名の新入生が初等部へ入学してきました。みんな、真新しい制服に身をつつみ、初等部の門を保護者と共にくぐりました。緊張した顔の子、ニコニコ微笑んでいる子、表情は様々でしたが、みんな今日からは初等部の一員です。いっしょに学び、成長していきましょう。
 ところで、新年度新学期は、なぜ、4月始まりなのでしょう。欧米では9月始まりが普通です。
これには諸説あり、日本も9月始まりにすればという意見もあります。私は4月始まりを支持します。その大きな理由は「桜」です。日本は四季の移り変わりがはっきりとしていて、その季節ごとに美しい花が咲き誇ります。春といえば、やはり「桜」ではないでしょうか。桜の花びらが舞う中を新入生が歩いている。これほど絵になる場面はないと思います。
 桜の花ことばをご存じでしょうか?「純潔」「精神の美」「優美な女性」です。いかにも桜らしい花ことばですね。桜にもいろいろな種類がありますが、現在、街中で咲いている桜は、ほとんどが「ソメイヨシノ」です。「ソメイヨシノ」は「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の交雑種です。江戸時代末期から明治時代初期にかけて、染井村で確立されました。その中でも特に美しい花をつける特定の木を接ぎ木して、増やし、それが全国に広まり現在に至っています。つまり、今、私たちが目にしている「ソメイヨシノ」は染井村の木のクローンなのです。
 この桜に歓迎されて、新しい学校に入学したり、新しい会社に入社したりできることは素晴らしいことではないでしょうか。
 初等部の聖句の中に「幼子はたくましく育ち」とあります。新入生が桜の花に迎えられ、これからの6年間でたくましく育つことでしょう。

  94名の卒業生が巣立つ

 去る3月17日(木)に卒業式が行われ、94名の卒業生が巣立ちました。中学校では、教科ごとに先生が変わります。
学習の進み方は小学校より速くなります。部活動があり、外部から入学してくる生徒がたくさんいます。
これら環境の変化に最初は戸惑うかもしれませんが、きっと初等部の卒業生は乗り越えてくれるでしょう。
そして成長した姿を見せに来てほしいと思います。